文章を書いていると、地味に悩むのが漢字の使い分け。
たとえば――
「じゅうぶん」
標準的な表記は「十分」。
でもこれ、文章の流れによっては、
「じゅっぷん(10分)」と読めてしまう可能性があるんですよね。
特に会話文の中だと、テンポによって一瞬迷うことも。
なので私は、あえて「充分」と表記することがあります。
意味がすっと伝わるほうを優先しています。
「ひとけ」
漢字にすると「人気」。
でもこれは「にんき」とも読める。
文脈で判断できる場合も多いですが、ノベルゲームのようにテンポよく読ませたい媒体では、一瞬の『引っかかり』が気になったりします。
これはもう、ルビを振るか、思い切ってひらがなにするか……。
悩みは尽きません。

日本語って難しい……!
こういう細かい部分で、
「日本語って本当に奥が深いなあ」と実感します。
ゲームではルビ(ふりがな)が振れるので便利ですが、それでも読みにくい漢字は避けるという選択肢もあります。
「漢字をひらく」という手法
たとえば――
・何故 → なぜ
・可笑しい → おかしい
あえて漢字を使わず、ひらがなにする。
こうした表記の工夫を
「漢字をひらく」 といいます。
ひらがなを使うと、文章の印象がやわらかくなります。
特にゆるい雰囲気のノベルゲームでは相性がいい。
逆に、硬派な作品なら漢字を多めにすると引き締まる。
つまり、表記は“正解”よりも“作品の雰囲気に合っているか”が大事なんですよね。
ノベルゲーム制作における表記ルール
私は一応、自分用の文章ルール一覧を作っています。
・三点リーダーの数
・記号の後は1マス空けるか
・漢字をどこまで使うか
などなど。
でも忘れがち!
それでも、こうして意識しながら整えていく時間は、わりと好きだったりします。
文章ルールを調べてみると、国語の勉強みたいで面白いですよ。